API Gateway のカスタムドメイン名を使用して API にトラフィックを送信します。
カスタムドメイン名のルーティングモードを設定するときは、受信トラフィックを API に送信する方法を設定します。ルーティングルール、API マッピング、またはルーティングルールと API マッピングを使用して API にトラフィックを送信します。次のセクションでは、ルーティングルールを使用するタイミング、API マッピングを使用するタイミング、カスタムドメイン名のルーティングモードを設定する方法について説明します。
ルーティングルールを使用するタイミング
ルーティングルールを使用すると、特定の条件に一致する受信リクエストを特定の REST API ステージに送信できます。例えば、ルールにヘッダー version:v1
とベースパス /users
が含まれている場合、ルールはリクエストを users
REST API の production
ステージにルーティングできます。ルーティングルールを使用して、A/B テストや API の新しいバージョンの使用量の増加などのユースケースをサポートする高度な動的ルーティングトポロジを作成します。
トラフィックを REST API に送信するときは、カスタムドメイン名のルーティングルールを使用することをお勧めします。ルーティングルールを使用して、任意の API マッピングを再作成できます。詳細については、「ルーティングルールを使用して API マッピングを再作成する」を参照してください。
REST API では、ルーティングルールと API マッピングを一緒に使用することもできます。ルーティングルールと API マッピングを一緒に使用すると、API Gateway は API マッピングを評価する前に、常にルーティングルールを評価します。ルーティングルールと API マッピングを一緒に使用して、現在のカスタムドメイン名を移行したり、ルーティングルールを調べたりします。
ルーティングルールに関する考慮事項
以下の考慮事項は、ルーティングルールの使用に影響する可能性があります。
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WebSocket または HTTP API は、ルーティングルールのターゲット API としてサポートされていません。
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カスタムドメイン名に REST API と HTTP API の両方への API マッピングがある場合、ルーティングルールはサポートされません。
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プライベートカスタムドメインのルーティングルールをプライベート REST API に作成できます。リージョン別 API またはエッジ最適化 API へのパブリックカスタムドメインのルーティングルールを作成できます。
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プライベート API へのパブリックカスタムドメインのルーティングルールを作成することはできません。パブリック API へのプライベートカスタムドメイン名のルーティングルールを作成することはできません。
ルーティングルールまたは API マッピングのどちらかを選択する
可能な場合は、ルーティングルールを使用することをお勧めします。API マッピングのみを使用して、HTTP または WebSocket API にトラフィックを送信します。