✪ 𝑮𝑯𝑸 一人
僕を連れてって
浸み込んでしまう前に
見えないまま掴みたいとか
どうせ叶わないからさ
手はずっと濡れていて
いつか落としてしまうこと
まだ気付いてなかった

細かい雨が目に浸みるのも
湿った息が喉に詰まるのも
容にならないものを背負った僕は
案外楽だったのかもしんないな

声になれなかった分だけ
目の前で邪魔している霧雨に
傘を翳して逃げ惑いたいよ

僕を連れてって
浸み込んでしまう前に
見えないままやられちゃうとか
どうにも出来ないからさ
離せない手はずっと濡れていて
いつか落としてしまうこと
まだ気付いてなかった