このページでは、AlloyDB クラスタ内のインスタンスの詳細情報を表示する方法について説明します。
始める前に
- 使用している Google Cloud プロジェクトで AlloyDB へのアクセスが有効になっている必要があります。
- 使用している Google Cloud プロジェクトに、次のいずれかの IAM ロールが必要です。
roles/alloydb.admin
(AlloyDB 管理者の IAM 事前定義ロール)roles/owner
(オーナーの IAM 基本ロール)roles/editor
(編集者の IAM 基本ロール)
これらのロールが付与されていない場合は、アクセス権を付与するよう組織管理者に依頼してください。
手順
コンソール
Google Cloud コンソールで [クラスタ] ページに移動します。
[リソース名] 列でクラスタをクリックします。
表示された [概要] ページで、[クラスタ内のインスタンス] セクションに移動し、インスタンスの詳細を表示します。
gcloud
gcloud CLI を使用するには、Google Cloud CLI をインストールして初期化するか、Cloud Shell を使用します。
gcloud alloydb instances describe
コマンドを使用して、インスタンスの詳細を表示します。
gcloud alloydb instances describe INSTANCE_ID \
--region=REGION_ID \
--cluster=CLUSTER_ID \
--project=PROJECT_ID
次のように置き換えます。
- INSTANCE_ID: インスタンスの ID。
- REGION_ID: インスタンスのリージョン ID。
- CLUSTER_ID: インスタンスのクラスタの ID。
- PROJECT_ID: インスタンスのプロジェクトの ID。
プライマリ インスタンスのゾーンを特定する
高可用性を確保するため、AlloyDB プライマリ インスタンスは、リクエストに応答するアクティブ VM とスタンバイ VM の 2 つの仮想マシン(VM)インスタンスで構成されます。これらの VM は、インスタンスのリージョンの 2 つの異なるゾーン内で実行されます。
プライマリ インスタンスの VM が実行されているゾーンを確認するには、前のセクションの手順で、コマンドの出力または Google Cloud コンソールの表示の特定の部分を調べます。
コンソール
Google Cloud コンソールで [クラスタ] ページに移動します。
[ロケーション] 列には、各プライマリ インスタンスでアクティブ VM のゾーンが表示されます。
同じ列には、クラスタと読み取りプール インスタンスのリージョン ID のみが表示されます。たとえば、ロケーションが us-central1
のクラスタでは、プライマリ インスタンスにアクティブ VM の完全なゾーン ID us-central1-f
が表示されます。
クラスタの詳細ページの [クラスタ内のインスタンス] セクションには、プライマリ インスタンスの [ロケーション] フィールドに同じ情報が表示されます。このフィールドには、スタンバイ VM のロケーションも「セカンダリ ゾーン」というラベルで表示されます。
gcloud
前のセクションで説明したコマンドを実行したら、コマンドの出力で次のフィールドを見つけます。
writeableNode
: アクティブ VM のゾーン IDnodes
: スタンバイ VM のゾーン ID
たとえば、次の出力の一部は、プライマリ インスタンスのアクティブ VM がゾーン us-central1-f
で実行され、スタンバイ VM が us-central1-c
にあることを示しています。
nodes:
- zoneId: us-central1-c
reconciling: false
state: READY
uid: 3477b790-21bc-4338-a09e-339912e3b28e
updateTime: '2022-08-09T21:22:16.671268941Z'
writableNode:
zoneId: us-central1-f
読み取りプール インスタンスのノードを特定する
gcloud
を使用して読み取りプール インスタンスの詳細を表示する場合は、オプションの --view=FULL
引数を使用して、構成ノードに関する詳細情報を確認できます。詳細については、読み取りプールクエリのトラブルシューティングをご覧ください。