Kotlin バージョンに必要な AGP、D8、R8 のバージョン

Android Gradle プラグイン（AGP）と D8 / R8 コンパイラは、Kotlin バージョン 1.3 以降のクラスファイルと互換性があります。

バージョン 2.1.86（AGP 4.1 に付属）以降の D8 / R8 コンパイラは、Kotlin バージョン 1.3 のクラスファイルをサポートします。Kotlin バージョン 1.4 以降のクラスファイルについては、各 Kotlin バージョンに必要な AGP、D8、R8 の最小バージョンがあります。

次の表に、各 Kotlin バージョンに必要な AGP、D8、R8 の最小バージョンを示します。AGP は D8 と R8 とともにバンドルされているため、必要な D8 と R8 のバージョンは、AGP の外部で D8 と R8 を使用する場合、またはバンドルされたバージョンをオーバーライドする場合にのみ関連します。

Kotlin バージョン 必要な AGP バージョン 必要な D8 と R8 のバージョン
1.3 4.1 2.1.86
1.4 7.0 3.0.76
1.5 7.0 3.0.77
1.6 7.1 3.1.51
1.7 7.2 3.2.47
1.8 7.4 4.0.48
1.9 8.0 8.0.27
2.0 8.5 8.5.10
2.1 8.6 8.6.17
2.2 8.10 8.10.21

この表に記載されている AGP バージョンでは、対応する D8 / R8 コンパイラ バージョンが自動的に使用されます。

Java 8+ API の脱糖を使用する場合は、AGP バージョン 7.0（および D8 / R8 バージョン 3.0.76）が必要です。R8 は、バージョン 1.4 以降の Kotlin メタデータしか出力できません。R8 を使用して Kotlin バージョン 1.3 のメタデータを含む Kotlin ライブラリを圧縮すると、メタデータは Kotlin 1.4 形式に変換されます。Kotlin バージョン 1.4 以降では、R8 は元のバージョンを保持します。