2013年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)優勝決定戦の第109回ワールドシリーズ(109th World Series)は、10月23日から30日にかけて計6試合が開催された。その結果、ボストン・レッドソックス(アメリカンリーグ)がセントルイス・カージナルス(ナショナルリーグ)を4勝2敗で下し、6年ぶり8回目の優勝を果たした。 両リーグの最高勝率球団どうしがシリーズで対戦するのは、1995年の地区シリーズ導入以降では、1999年以来14年ぶり3度目。レッドソックスは、1991年のミネソタ・ツインズに次いで史上2球団目となる、前年地区最下位からのシリーズ制覇を成し遂げた。シリーズMVPには、6試合に出場して25打席中19打席で出塁し、打率.688・2本塁打・6打点・OPS 1.948という成績を残したレッドソックスのデビッド・オルティーズが選出された。オルティーズは2003年2月、カリブ海沿岸諸国のウィンターリーグによる国際大会 "カリビアンシリーズ" でもMVPを受賞している。ワールドシリーズとカリビアンシリーズの両方でMVPを受賞したのは、オルティーズが史上2人目である。