『ふたりのイーダ』は、日本の児童文学作品。著者は児童文学作家の松谷みよ子。戦争や公害などの社会の暗部に光を当て続けた『直樹とゆう子の物語』シリーズ全5部作の第1作である。幼い兄妹と、動き回って言葉を話す不思議な椅子との交流を通じて、原子爆弾の悲劇を伝える作品である。1969年(昭和44年)に講談社より「児童文学創作シリーズ」の1巻として刊行。1976年(昭和51年)には松山善三と山田洋次により、同名の映画として公開された。