核魚雷(かくぎょらい、英語:Nuclear torpedo)は核弾頭を搭載した魚雷。魚雷に核弾頭を搭載する目的は、炸薬を用いた通常弾頭では実現できない大きな爆発を作り出すことにある。後の分析ではより小型で正確な高速魚雷がより効率的かつ効果的であることが示唆された。理由としては、弾頭を目標の近くで爆発させた方が破壊に必要な威力が少なくて済むためである。冷戦中、ソビエト連邦とアメリカ合衆国の両国の海軍で核魚雷が一部の従来の魚雷を置き換えた。 ソ連はT15、T5、ASB-30を開発した。アメリカが使用した唯一の核魚雷はMark 45魚雷であった。ソ連は1958年にT5核魚雷を広く配備し、アメリカは1963年にMark 45魚雷を配備した 。2015年にはロシアが新核魚雷「ステータス6」を開発しているという噂が浮上した。