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シンプルでシステマチックな
Oracle Database, Exadata 性能分析
By AWR and OS/ExaWatcher
畔勝 洋平
コンサルティングサービス事業統括
クラウド・テクノロジーコンサルティング事業本部
DBコアテクノロジー
2017.02.13
2
出典: https://www.slideshare.net/khailey/history-of-database-monitoring
3
出典: https://www.slideshare.net/khailey/history-of-database-monitoring
Simple can be harder
than complex.
You have to work hard
to get your thinking clean
to make it simple.
自己紹介
4
• 畔勝 洋平(あぜかつ ようへい)
• 2010年10月中途入社(7年目)
ネットベンチャー→フリーランス→ドワンゴ→日本オラクル
• Webデザイナー(HTML・JSコーダー)としてキャリアをス
タート
• DBコンサルとしてミッションクリティカルシステムを支援
• トラブルシューティングではOSカーネル(Linux/商用
UNIXなど)に Deep Dive することも
特技:オードリー春日のモノマネ
5
Twitter: @yoheia
Blog: http://d.hatena.ne.jp/yohei-a/
著書(共著):絵で見てわかるITインフラの仕組み
JPOUG(Japan Oracle User Group)の運営に関わってます
自己紹介
カバーを裏返すとシ
ステムの全貌がわか
る解剖図
2013年ジュンク堂池袋本店コンピュータ書
売上冊数ランキング第5位
http://compbook.g.hatena.ne.jp/compbook/20140107/p1
アジェンダ
この勉強会で何がわかるようになるか
Oracle Database 性能分析の歴史
システムアーキテクチャと性能分析の考え方
性能分析メソッド
性能分析レポートの書き方
Exadata の性能分析項目
性能分析TIPS集
まとめ
1
2
3
4
5
6
6
7
8
この勉強会で何がわかるようになるか
コンピュータの中で何が起きているかイメージする
7
8
この勉強会で何がわかるようになるか(目標)
• AWRレポートなどの性能統計値からコンピュータの中で何が起き
ているか“リアル”にイメージできる
• システムのボトルネックを特定し、改善案を提示できる
メモリ CPU
Disk NIC
usr
sys
wa
idle1. ボトルネックを見つける
プロセ
ス1
プロセ
ス2
2.ドリルダウンして原因特定
3. 原因を取り除く
I/Oスケジューラ
プロセススケジューラ
メモリ管理
9
なぜこの勉強会を開催したか
• オラクルに入社する前はStatspack/AWRレポートの見方がわから
らなくて調べていた頃がありました
• 今思うのは「Statspack/AWRレポートの見方」が分からないじゃ
なかった
• コンピュータや Oracle Database のアーキテクチャとパフォーマ
ンス分析の考え方、統計の見方が分かれば分析できる
→ 今はDB以外もあらゆるソフトウェアの性能分析ができる
• 7年前の自分、当時の自分と同じような方に贈りたい
Oracle Database 性能分析の歴史
Oracle Database の性能分析機能は世界一
10
11
Oracle Database 性能分析の歴史
草創期のチューニングメソッド 時間ベースのチューニングメソッド
https://www.ogh.nl/downloads/ogh20080410_graham_wood.pdf
Graham Wood
Oracle Real World Performance Group
12
Oracle Database 性能分析の歴史
https://www.ogh.nl/downloads/ogh20080410_graham_wood.pdf
Method-R
By Cary Millsap
ASH & AWR
Kyle Hailey
ORTA
by Craig
DB Time
By Gaja?
YAPP
By Anjo Kolk
パフォーマンス分析メソッドで参考にしている先人たち
パフォーマンス分析やチューニングの文献を調べる際の参考に ISBN-10:1590593871
13
Oracle Database 性能分析の歴史
http://www.slideshare.net/khailey/history-of-database-monitoring
Kyle Hailey
AWRやASHの設計に関わった人
14
Oracle Database 性能分析の歴史
http://www.slideshare.net/khailey/history-of-database-monitoring
Kyle Hailey
15
Oracle Database 性能分析の歴史
https://aws.amazon.com/jp/blogs/aws/amazon-aurora-update-postgresql-compatibility/
• EMそっくりの画面
• DB Time や Wait Interface
を持つRDBMSは少ない
システムアーキテクチャと性能分析の考え方
コンピュータのアーキテクチャと待ち行率理論
16
17
コンピュータのアーキテクチャは70年間変わっていない
• コンピュータは70年経っても、アーキテクチャは変わっていない
• CPU、メモリ、ディスク、NICなどがバスで接続されている
第二次世界大戦頃に科学者ノイマ
ンが考案したため、「ノイマン型
コンピュータ」と呼ばれ、その
アーキテクチャは現代も変わって
いない
出典:Systems Performance: Enterprise and the Cloud [ISBN-10:0133390098]
18
CPUなどのコンポーネントにはキューが存在する
• CPU、メモリ、ディスク、NICなどのコンポーネントで処理が行わ
れ、混んでいるとキューで待たされる
CPU、メモリ、ディスクな
どのコンポーネント
出典:Systems Performance: Enterprise and the Cloud [ISBN-10:0133390098]
19
レスポンスタイム = サービスタイム + キュータイム
• デバイスで処理につかった時間がサービスタイム、キュー待ち時間
がキュータイム
CPU なら ON CPUCPUならランキュー
出典:Systems Performance: Enterprise and the Cloud [ISBN-10:0133390098]
20
処理量が増えるとキュータイムが伸びる
• 処理量が増えるとキュータイムが伸び、レスポンスが遅くなる
秒間の処理要求が上がる
と、キュー待ち時間が延
び、レスポンスが遅くなる
出典:Oracle Performance Firefighting [ISBN-10:0984102302]
21
使用率↑→キュー待ち↑→エラー
• 使用率が上がると、キュー待ち時間が長くなり、最終的にタイムア
ウトなどでエラーが発生する Errors
出典: Systems Performance: Enterprise and the Cloud [ISBN-10: 0133390098]
http://www.brendangregg.com/usemethod.html
22
ソフトウェアスタック
• データベースはユーザープロセスの一つ
データベース
ユーザープロセスがハード
ウェアデバイスにアクセス
するにはシステムコールを
経由する必要がある
出典:Systems Performance: Enterprise and the Cloud [ISBN-10:0133390098]
23
待機はシステムコールや他のプロセス待ち時間
• ユーザーモードで ON CPU 以外のシステムコール発行後のカーネ
ルモード、スリープの時に待機時間
SP SP
BP
ハードウェア
OSカーネル
ユーザープロセス
システムコール 割込みハンドラ
• Enqueue
• Latch
• Mutex
• log file sync …
• SQL*Net message from client• db file sequential/scattered read
• direct path read
待機時間
待機時間
待機時間
ON CPU
24
OSから見ると待機は Sleep / Disk Sleep の2種類
D
OR
S
ON CPU
Sleep
Disk Sleep
Runnable
•ON CPU の時間が DB CPU
•システムコール発行後のカーネルモードで ON CPU
の時間は待機時間に入る
•Latch、mutex などのスピンロックは ON CPU でス
ピンしている時間は DB CPU に計上される
•TCP/IP通信で、ソケットバッファ
に書いて送信後のクライアントか
らのパケット到着待ちのときは
Sleep する
•latch、mutex などの待機時間はス
ピンでタイムアウト後に Sleep した
時間 •I/Oシステムコール発効後はカーネルモー
ドにコンテキストスイッチ後、割込不可
でスリープする(CPUは使っていない)
•CPUが使われてなくてこの状態のプロセ
スがいると、iowat に計上される
•ランキュー待ち時間は DB CPU には含まれない
db file sequential/scattered read
direct path read
SQL*Net message to client
SQL*Net message from client
性能分析観点
3-Circle Analysis / USE メソッド / DB Time
25
26
処理時間 / 仕事量 = 単価、リソース使用量
• ベースラインとの比較
• DB Time が伸びていないか
• 伸びた場合、業務処理量が増えたのか、単価が増えたのか
• リソース使用量は業務処理量に対して想定内か
• 業務処理量が増加している場合、リソース増強が必要か判断
• 単価が増えた場合、異常がないか深堀調査
出典:Systems Performance: Enterprise and the Cloud [ISBN-10:0133390098]
27
3-Circle Analysis
• OS、DBインスタンス、高負荷SQLの3つの観点で分析
OSWatcher, ExaWatcher を
利用し、USE の観点で分析
AWRレポートの
SQL ordered by セクション
を合計と1実行当りで分析
AWRレポートを
処理時間 / 仕事量 = 単価
の観点で分析
出典: http://www.orapub.com/ppts-2015-ausoug-stop-guessing-use-oracle-time-based-analysis
28
OS は USE メソッドで分析
• CPU、メモリ、ストレージなどのコンポーネントをUtilization、
Saturation、Errorsの3つでボトルネックが発生していないか
出典:Systems Performance: Enterprise and the Cloud [ISBN-10:0133390098]
29
DBインスタンスは時間ベースで分析
• DBで時間を使っているか
• DB Time の内訳をドリルダウン
出典:Optimizing Oracle Performance By: Cary Millsap, Jeff Holt(ISBN-13: 978-0596005276)
Introduction to Time-Based Analysis: Stop the Guessing!(Craig A. Shallahamer, OraPub,inc.)
DB Time
AP Time
Figure 1-1
30
チューニング効果の高いSQLをリストアップ
• Elapsed、CPU Time、Gets、Reads でマトリックス化
• チューニング効果の高いSQLをリストアップ
DB Time に
占める割合
•SQL ordered by Elapsed
time / CPU Time / Gets で
1位
•SQLチューニングで Buffer
Gets を減らすとCPU使用率
が下がる
•インスタンス全体の 11.7%
のため効果は高い
出典: http://www.orapub.com/ppts-2015-ausoug-stop-guessing-use-oracle-time-based-analysis
性能分析レポートの書き方
3-Circle Analysis をそのまま目次に
31
32
3-Circle Analysis を分析レポートの目次に
OS分析
DBインスタンス分析
高負荷SQL分析
サマリ
推奨事項
出典: http://www.orapub.com/ppts-2015-ausoug-stop-guessing-use-oracle-time-based-analysis
33
OS分析項目例
中項目 小項目 チェック内容 分析対象データ 分析対象項目
CPU
CPU使用率
・100%に達している時間帯がないか
・sys が 40% を超えていないか
OSWatcher [vmstat]-[usr + sys + st]
ランキュー ・CPU数×2を超えていないか OSWatcher [vmstat]-[r,b]
CPU別使用率
・特定のCPUで100%で張り付いている時間帯がないか
・sys が 40% を超えていないか
OSWatcher [mpstat]-[user + system + steal + intr + soft]
メモリ
メモリ使用率 ・実質使用量が80%を超えていないか OSWatcher
[meminfo]-
[MemFree+Active(file)+Inactive(file)/MemTotal]
メモリ使用率内訳
・ページテーブルが1GBを超えていないか
・スラブキャッシュが1GBを超えていないか
OSWatcher [meminfo]-[PageTables,Slab]
ページング発生状況 ・ページイン/ページアウトが発生していないか OSWatcher [vmstat]-[si, so]
スワップ領域使用率 ・スワップが発生していないか OSWatcher [vmstat]-[swpd]
ストレージ
I/Oレスポンス ・20ms を上回っていないか OSWatcher [iostat]-[await]
I/Oサービスタイム ・10msを上回っていないか OSWatcher [iostat]-[svctm]
ディスクビジー率 ・80%を上回っていないか OSWatcher [iostat]-[%util]
IOPS ・カタログスペックの80%を超えていないか OSWatcher [iostat]-[r/s. w/s]
真のメモリ使用率
I/OはI/Oレスポンスとサービスタイムを見よう
山崎さんのナレッジ( K7549 )を参考
34
DBインスタンス分析項目例(1/3)
中項目 小項目 チェック内容 分析対象データ 分析対象項目
仕事量
SQL実行回数(秒間) なし AWR Report [Load Profile]-[Executes]
トランザクション数 (秒間) なし AWR Report [Load Profile]-[Transactions]
ログオンユーザー数 なし AWR Report [Key Instance Activity Stats]-[logons cumulative]
REDO生成量 (秒間) なし AWR Report [Load Profile]-[Redo size (bytes)]
ハードパース回数(秒間) なし AWR Report [Load Profile]-[Hard parses]
物理読込量 (秒間) なし AWR Report [Load Profile]-[Physical read ]
論理読込量 (秒間) なし AWR Report [Load Profile]-[Logical read]
インターコネクト通信量(秒間) なし AWR Report
[Load Profile]-[Global Cache blocks received] / [Global
Cache blocks served]
35
DBインスタンス分析項目例(2/3)
中項目 小項目 チェック内容 分析対象データ 分析対象項目
DB処理時間
アクティブセッション数
・アクティブセッション数が
CPU_COUNTを超えていな
いか
AWR Report [Wait Classes by Total Wait Time]-[Avg Active Sessions]
時間モデル統計 なし AWR Report [Time Model Statistics]
待機クラス なし AWR Report [Foreground Wait Class]
Top N 待機イベント
・enqueue、latch、mutex
等の割合が高い場合は深堀調
査を行う
・平均待機時間が長い待機イ
ベントがないか
AWR Report [Top 10 Foreground Events by Total Wait Time]
I/Oレスポンス 20ms を上回っていないか AWR Report
[Foreground Wait Events]
[Wait Event Histogra]
[Wait Event Histogram Detai]
キャッシュフュージョン平均ブロッ
ク転送時間
20ms を上回っていないか AWR Report
[Global Cache and Enqueue Services - Workload
Characteristics]-[Avg global cache cr/current block
receive time (ms)]
I/Oは合計ではなく平均やヒストグラムでレスポンスが健全か見る
36
DBインスタンス分析項目例(3/3)
中項目 小項目 チェック内容 分析対象データ 分析対象項目
メモリ使用状
況
SGA内訳 AWR Report [SGA Breakdown Difference]
共有プール内訳 AWR Report [SGA Breakdown Difference]
ラージプール内訳 AWR Report [SGA Breakdown Difference]
共有プール・ラージプールの
immediate 拡張有無
AWR Report [Memory Dynamic Components]
バッファキャッシュヒット率
・オンラインで95%を下回っていないか
・バッ チで90を下回らないか
AWR Report [Instance Efficiency Percentages]
RACバッファキャッシュヒット
率
・なし AWR Report
[Global Cache Efficiency
Percentages (Target local+remote
100%) ]
ライブラリキャッシュヒット率
・オンラインで95%を下回っていないか
・バッ チで90を下回らないか
AWR Report [Instance Efficiency Percentages]
SGA Target Advisory
・バッファキャッシュ拡張によりI/O量削減の可能性が高
いか
AWR Report [SGA Target Advisory]
BufferPoolAdvisory
・バッファキャッシュ拡張によりI/O量削減の可能性が高
いか
AWR Report [Buffer Pool Advisory]
PGA使用量 ・PGA_AGGREGATE_TARGET を超えていないか AWR Report [PGA Aggr Target Stats]
37
高負荷SQL分析項目例
中項目 チェック内容 分析対象データ 分析対象項目
実行回数の多いSQL ・ベースラインおよび他の期間との比較 AWR Report SQL ordered by Executions
物理読込量の多いSQL(総計/1回当り) ・時系列で右肩上がりで増えているSQLがないか AWR Report SQL ordered by Reads
論理読込量の多いSQL(総計/1回当り) ・時系列で右肩上がりで増えているSQLがないか AWR Report SQL ordered by Gets
CPU時間の長いSQL(総計/1回当り) ・時系列で右肩上がりで増えているSQLがないか AWR Report SQL ordered by CPU Time
クラスタ待機時間の長いSQL(総計/1回当り) ・時系列で右肩上がりで増えているSQLがないか AWR Report SQL ordered by Cluster Wait Time
共有メモリ使用量の多いSQL ・共有メモリ使用量が 100MBを超えているSQLがないか AWR Report SQL ordered by Sharable Memory
Version Count の多いSQL ・時系列で右肩上がりで増えているSQLがないか AWR Report SQL ordered by Version Count
実行時間の長いSQL(総計/1回当り) ・elapsed が undo_retention を超えてい るSQLがないか AWR Report SQL ordered by Elapsed Time
合計と1回当りの両方で分析すると、一発で重い
のか、塵も積もればで上位なのかわかりやすい
Exadata の性能分析項目
SmartScan/Storage Index/Flash Cache のベースラインを押えておく
38
39
Exadata の I/O が速い理由
InfiniBand
DBサーバ
ストレージ
サーバ
サーバープロセス
HDD
CellServ
HDD HDDASM
SmartScan(仕事量を減らす)
DBサーバからストレージサーバ
にWhere句の条件を渡し、スト
レージサーバで返すブロックを
絞込むことで速くなる
InfiniBand(高速化)
DBサーバとストレージサー
バをレイテンシが小さく帯域
が広い InfiniBandで接続
ASM(並列化)
複数のディスクに分散配置
し、並列I/Oにより時間が
短縮される
仕事量を減らす、並列化、高速化はあらゆるレイヤーで有効な考え方
メモリ
Storage Index(仕事量を減らす)
SQLが実行されるとメモリにブロッ
クが含むデータの範囲がキャッシュ
され、ディスクI/Oを削減する
出典:http://otndnld.oracle.co.jp/ondemand/ddd-2016/DD2-5.pdf
40
DD2-3 しばちょう先生の特別講義!!
ストレージ管理のベストプラクティス
~ASMからExadataまで~ より
• 処理量を減らす
– Index, Partitioning, Compression, Exadata Smart Scan/Storage Index …
• 高速化
– Database In-Memory, Flash Device, InfiniBand, Exafusion, …
• 並列化
– Parallel Query, Multi-Core, RAC, ASM, …
時間↓ = 処理量↓ / (速度 * 並列度)↑
じかん = みちのり ÷ はやさ
1つ前のスライドの話
処理を速くする3つの方法出典:http://otndnld.oracle.co.jp/ondemand/ddd-2016/DD2-5.pdf
大項目 中項目 小項目 チェック内容 分析対象データ 分析対象項目
仕事量
SQL実行回数 なし AWR Report [Load Profile]-[Executes]
トランザクション数 なし AWR Report [Load Profile]-[Transactions]
REDO生成量 なし AWR Report [Load Profile]-[Redo size (bytes)]
ハードパース回数 なし AWR Report [Load Profile]-[Hard parses]
物理読込量 なし AWR Report [Load Profile]-[Physical read ]
物理読込量(実質)
・SmartScan / Storage
Index / Flash Cache 利用
状況
AWR Report [Exadata Smart Statistics]-[Smart IO]
論理読込量 なし AWR Report [Load Profile]-[Logical read]
キャッシュフュージョン なし AWR Report
[Load Profile]-[Global Cache blocks received] /
[Global Cache blocks served]
41
SmartScan の効き具合を分析項目に入れる
• Exadata Smart Statistics - Smart IO で SmartScan、Storage Index、Flash Cache の効
き具合を傾向分析する
42
ExaWatcher を活用する
• DBサーバ、CellサーバのOS性能統計情報収集ツール
• Exadata の場合、3-Circle Analysis でOS分析で ExaWatcher を活用できる
• vmstat や mpstat から top、ps、/proc/meminfo、/proc/slabinfo まで詳細な情報を収集
してくれる(Doc ID:2183442.1)
• 保持期限はログサイズで指定されているため、あまり古いデータが残っていなかったりする
(Doc ID:1769508.1)
43
Exadata X5 からCellサーバのOS性能統計がAWRに
• AWRレポートに CellサーバのCPU使用率やI/OなどのOS性能統計、SmartScanなどの統計が
レポートされるようになった
Oracle Exadata Storage Server Software Performance Statistics in AWR Reports
Exadata Storage Server configuration and performance statistics are collected in the Automatic Workload
Repository (AWR), and the data is available in the AWR report. The Oracle Exadata section of the AWR report is
available in HTML or active report format.
The following sections are three main sections in the AWR report:
• Exadata Server Configuration: Hardware model information, software versions, and storage configuration
• Exadata Server Health Report: Offline disks and open alerts
• Exadata Performance Statistics: Operating system statistics, storage server software statistics, smart scan
statistics, and statistics by databases
The AWR report provides storage level performance statistics, not restricted to a specific instance or a
database. This is useful for analyzing cases where one database can affect the performance of another
database.
Oracle Exadata Database Machine System Overview 12c Release 1 (12.1) E51953-17
http://docs.oracle.com/cd/E50790_01/doc/doc.121/e51953/app_whatsnew.htm#DBMSO21849
性能分析項目TIPS集
44
45
CPU時間とCPU使用率の換算
• 1時間のAWRレポートでCPU_COUNT=8の場合
• 3,600秒 (1時間)* 8 = 28,800秒(4時間)
• DB CPU = 28,800(4時間)→ CPU使用率100%をDBが使っている
3,600秒(1時間)
28,800秒
(8時間)
出典:Systems Performance: Enterprise and the Cloud [ISBN-10:0133390098]
46
DB Time < CPU Time + Wait Time
• db file sequential read などのI/Oシステコールは発行してから返ってくるまでの時間のた
め、待機時間にカーネルモードでのCPU時間が含まれる
• CPU時間は db file sequential read などの待機時間と、CPU Time にダブルカウントされる
通常、極めて短時間のた
め目立つことはない
出典:https://www.slideshare.net/jberesni/awr1page-sanity-checking-time-instrumentation-in-awr-reports
47
DB Time > CPU Time + Wait Time
• AIX on POWER ではCPU時間をOSから見て ON CPU の時間ではなく、SMT でCPU内で使用し
た時間を算出し、ソフトウェアから見て CPU Time が実際より短く計上されるケースがある
• 詳しくは以下参照
http://oracleprof.blogspot.jp/2013/02/oracle-on-aix-wheres-my-cpu-time.html
出典:https://www.slideshare.net/jberesni/awr1page-sanity-checking-time-instrumentation-in-awr-reports
48
真のメモリ使用率の見方
カーネル
buffer
cached
Page Cache
共有メモリ(System V IPC)
共有メモリ(/dev/shm)
Anonymous Pages
free
(-/+ buffers/cache)
①/proc/meminfo の MemTotal
②vmstat の used
free の used(-/+ buffers/cache)
③ipcs -um → pagesresident × 4KB
④df -k → tmpfs の Used
メモリ使用率(%) = (メモリ使用量(KB) / ①MemTotal(KB)) × 100
メモリ使用量(KB) = ②物理メモリ使用量(ページキャッシュ除く)(KB)
+ ③共有メモリ使用容量(ページ数×ページサイズ)
+ ④tmpfs/ramfs使用容量(KB)
Huge Page は使用前はここに含まれる
Huge Page はSGAとして使われている時
はここに含まれる
出典:シンプルでシステマチックな Linux 性能分析方法
49
RHEL/Oracle Linux 6、7 では
空きメモリサイズ = /proc/meminfo の MemFree + Active(file) + Inactive(file)
メモリ使用率 = 100 – 空きメモリサイズ ÷ /proc/meminfo の MemTotal
空き領域(free)
カーネル空間(Slab、KernelStack、PageTablesなど)
総メモリ容量
(/proc/meminfo のMemTotal)
buffer
cached
AnonPages
anon
file
active
inactive
active
inactive共有メモリ
Shmem
スワップされる(空けるとな
くなるためディスクに保存す
る必要がある)
ユーザ空間
共有メモリはファイルシステム
(tmpfs)として実装されているた
め、cached に計上されるが、
バッキング・ストアがないため、
ページ回収の際はスワップする必
要があるため、anon のリストで管
理される。
参考:プロのための Linuxシステム・10年効く技術 [ISBN-10: 4774151432]
http://d.hatena.ne.jp/enakai00/20110906/1315315488
まとめ
50
51
まとめ
• コンピュータはコンポーネントがバスで接続されている
• あらゆるところにキューが存在する
• レスポンスタイム = サービスタイム + キュータイム
• 処理時間 / 仕事量 = 単価、リソース使用率
• 3-Circle Analysis で正確な分析
Appendix
52
53
参考情報
http://d.hatena.ne.jp/yohei-a/20161205/1480913874

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