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SQLServer
Shallow and Wide
- 浅く広く -
第1回 関西DB勉強会
サヴロウ
自己紹介
・医療系のパッケージシステムを
作っています。
DBはSQLServerです。
主にSQLWorldに出没しています。
・オクマー(旧:フライパンズ)のベース&アレンジ
・ライブ予定
9/16(水) 梅田クラブクアトロ
9/27(日) 高槻アクトアモーレ(無料)
10/25(日) 武庫之荘ライブスポットアロー
http://www.okumar.com
◆サヴロウ
SQLServerとは
Microsoft製のちゃんとした有償データベースです。
-> Accessの上位版ではありません。
[よくあるイメージ]
-> メンテナンス不要のオートマチックデータベース
-> タダで使えるのがあるらしい
-> 行ロックできない
-> Oracleと比べて・・・
※検索すると上記のようなものがヒットする場合が多い・・・
エディション/ライセンスとバージョン①
[バージョン]
-> だいたい2年に一回バージョンアップします。
-> 現行はSQLServer2014でSQLServer2016が来年出るこ
とはアナウンス済み。
-> 大雑把ですが、Enterpriseの機能を使わないのであれば
SQLServer2008でも十分かと
[プラットフォーム]
-> Windowsのみ
[注意]ライセンスに関してはこの資料は参考程度にして、
正しくはMicrosoftに問い合わせてください。
エディション/ライセンスとバージョン②
[エディション]
-> Express
-> Standard
-> Business
Intelligence
-> Enterprise
-> Web
-> Developer
Edition
-> Evaluation
タダ!後で説明
可用性、ReportServices、管理ツール他
一通り全部
Standard+BIツール(PowerBIツール)
インメモリ分析
高可用性、インメモリテーブル、BIツール、
透過的データ暗号化、カラムストアインデックス他全部
Webホスティング企業、Web VAP向け
開発者用(タダ)
試用版(タダ)
エディション/ライセンスとバージョン③
[SQLServerのエディションと詳細]
-> 公式
http://www.microsoft.com/ja-jp/server-
cloud/products/sql-server-editions/overview.aspx
-> MSDN
https://msdn.microsoft.com/ja-
jp/library/Cc645993(v=SQL.120).aspx
[SQLDatabase]
-> SaaS型のクラウドサービス
-> 可用性が元々構成されてる
-> DBサイズ、速度、サポートにより価格が違う
-> ≒SQLServer(になりつつある)
エディション/ライセンスとバージョン④
[ライセンス]
-> サーバライセンス
(サーバライセンス+クライアントライセンス)
-> コアライセンス
(コアライセンスのみでクライアントライセンス購入不要)
[ライセンス詳細]
http://www.microsoft.com/ja-jp/server-
cloud/local/sqlserver/2012/howtobuy/default.aspx
SQL Server Express Edition①
[機能制限/特徴]
-> 1ソケット(4コアまで)
-> インスタンスごとの制限
・メモリ 1GB
・データベースのサイズ 10GB(100万ページは入る)
※サイズはデータベースごとなので、マスター、
トランザクションデータ、操作ログ、画像系などと
DBを分ければかなり使える
※DBをまたいでの結合SQLは簡単にできます
※さらにFileStreamを使えば容量制限にかかりません
-> x86,x64版あります
SQL Server Express Edition②
[インストーラの種類]
-> Express
GUI管理ツールなどを含まず、データベース・エンジンと最低限の
ツールのみで構成されたエディション
-> Express with Tools
Express単体にGUI管理ツール(SQL Server Management
Studio Express)を加えたエディション
-> Express with Advanced Services
Express with Management Toolsにレポート機能や
テキスト検索機能などを加えたエディション
==> タダなのでこれを入れるべし
-> その他
SQL Server Express Edition③
[ライセンス]
-> 商用利用可能
-> CALは必要か
=> CALは不要だが、そもそもWindowsCALが必要。
http://salaryman-life.blogspot.jp/2013/03/sql-server-
expresssql-server-cal.html
[ネットワーク接続]
-> デフォルトではリモート接続を許可していない。ポートも動的
https://msdn.microsoft.com/ja-
jp/library/ms345343(v=SQL.120).aspx
その他のライセンス
[SQLServerでパッケージソフト開発]
-> ISV契約(勘定系のソフトに多いです)
-> SQLServerを製品に組み込むことで安価にライセンスを販売
することができる
-> ServerCAL,ClientCALが必要
インストーラ
[インストーラ]
-> インストールで落ちることがほとんどないので快適です
インストール設定①新規インストールorインスタンス追加
インスタンス
[インスタンスとは]
-> SQLServerの実行単位。同一マシン内に複数のインスタンス
をインストール可能
-> SQL Server構成マネージャー
から確認できる
[別インスタンス同士の異なるデータベースの結合]
-> リンクサーバーを使用して結合する
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms188279.aspx
インストール設定②ライセンス条項
インストール設定③機能の選択 -> 全部指定
インストール設定④インスタンス名指定
インストール設定⑤サービスアカウントと照合順序
インストール設定⑥サービスアカウントと照合順序
照合順序①
[照合順序とは?]
-> 特定の言語とロケールの基準に基づいて、文字データの文字
列の並べ替え方法および比較方法に関する規則を指定します。
[ざっくり]
-> バイナリ比較の場合は、Japanese_XJIS_BIN2で
=> BINはSQLServer2000時代のもの。
=> 並べ替えは文字コード順
-> 日本語照合順序はJapanese_XJIS_100_XX_CSで
=> XXはCI_ASが一般的(T=t,が≠か,あ=ア,ア=ア)
=> _CSはサロゲートペア文字のLENが正しくなる
=> _CSは2012から追加された
照合順序②
[照合順序]
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms143726(v=SQL.120).aspx
http://blogs.msdn.com/b/jpsql/archive/2013/10/17/10455655.aspx
[JIS2004]
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/931785
[_CS]
http://blog.engineer-memo.com/2012/05/25/
照合順序の設定画面
インストール設定⑦データベースエンジンの構成
Windows認証と混合認証
[Windows認証モード]
-> Windowsのユーザーでのログイン。デフォルトこちら。
[混合モード(SQL Server認証とWindows認証)]
-> sa(Adminユーザー)のパスワードを設定する。
-> パスワードはWindowsのパスワードポリシーに依存。
-> Windows認証側のユーザーを残しっぱなしにしてしまう
ことが多いので注意
-> 本番環境に自動インストールするときにパスワードポリシー
で跳ねられることがよくある。
インストール設定⑧データベースエンジンの構成
Filestream
[Filestreamとは]
-> varbinary(MAX)のデータをデータベース内ではなく、ファ
イルシステム上のファイルとして保存する機能。
-> Expressの容量としてカウントされません。
[FileTable]
-> FileTableで管理されているフォルダをエクスプロー
ラーで開いて、ドラッグ&ドロップするとSQL Server
のテーブルに保存される機能。
該当のテーブルをSELECTすると、ファイル情報、バイ
ナリも取得できる
インストール設定⑨Reporting Servicesの構成
インストール設定⑩インストール開始
インストール設定⑪インストール終了
インストーラ補足
[Expressの動きが若干違うみたい]
-> 製品版のインストール時にはインストール直前に
「この構成でインストールします」という画面がでてきて
その下に[ConfigurationFile.ini]のパスが記載される
このファイルにインストール時の設定がすべて記載されてい
る。=>
C:¥Program Files¥Microsoft SQL Server¥120¥Setup
Bootstrap¥Log¥YYYYMMDD_hhmmss¥ConfigurationFile.ini
-> ConfigurationFile.iniを使用するとSQLServerのサイレント
インストールが可能
サイレントインストール
-> 下記コマンドで
setup.exe /ConfigurationFile=ConfigurationFile.ini /qs
-> Expressの場合は
SQLEXPRADV_x86_JPN.exe
/ConfigurationFile=C:¥ConfigurationFile.ini /qs
https://msdn.microsoft.com/ja-
jp/library/Dd239405(v=SQL.120).aspx
異なるバージョンの混在と互換性バージョン①
[異なるバージョンのインストール]
-> 可能。(例)SQLServer2008と2014を同一マシンにインス
トール可能。
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms143694(v=SQL.120).aspx
[互換性バージョン]
-> 旧バージョンとの互換性を保つため、データベース単位で互
換性バージョンを設定可能
=> SQLServer2014上でSQLServer2008上で作った
データベースを互換性を保ったまま動作させることができる。
=> 新しい互換性バージョンでは廃止する機能が多くあるので
新しいバージョンでどの互換性バージョンをサポートするか
理解しておく必要がある
異なるバージョンの混在と互換性バージョン②
[バージョンと互換性バージョン対応表]
-> SQLServer2016が出ると、互換性バージョン100がサ
ポートされない恐れがある。SQLServer2008/R2は結構数
が出てる(期間も4年やし)
互換性バージョン
(SQLServerバージョン)
80
(2000)
90
(2005)
100
(2008/R2)
110
(2012)
120
(2014)
SQLServer 2008/R2 ○ ○ ○
SQLServer 2012 ○ ○ ○
SQLServer 2014 ○ ○ ○
SQL Server Management Studio(SSMS)
[管理、設定、監視、SQLすべてここで]
-> Expressも含め標準で搭載
SSMS – 基本1
[オブジェクトエクスプローラー]
-> 階層構造で閲覧可能
-> それっぽいところで右クリックすると
なんでもできる
↓下記はデータベースをスクリプト化しているところ
SSMS – 基本2
[スクリプト生成が楽]
-> 何か設定を追加するときに左上に[スクリプト]ボタンがある。
・・・OKを押す前にスクリプトを作成しましょう
↓下記はインデックスをGUIで追加しようとしているところ
SSMS – 基本3
[便利な機能たち]
-> 動的管理ビューも一覧で
-> コードスニペットマネージャー
SSMS – 基本4
[利用状況モニタ]
-> インスタンスのrootで右クリック
SSMS – クエリを書く1
[USEとGO]
-> TransactSQLといってMicrosoftがSQLを拡張して作ったコ
マンドです。とりあえず下記だけ覚える。
use [データベース名] ・・・データベースを変更
go ・・・ステートメントの終了
[実行]
-> [実行]またはF5を押す。
[デバッグ]を押したがるが違う。
SSMS – クエリを書く2
[インテリセンス]
-> テーブル名等、オブジェクトの頭を入力すれば候補が出る
-> もう一回出すには[Ctrl]+[Space]
-> 邪魔な場合は[Ctrl]を押していると下が透ける
SSMS – クエリを書く3
[出力形式]
-> テキスト形式
-> 表形式
-> ファイルに出力
↓下記か、設定で切り替え
SSMS – クエリを書く4
[実行プランを表示]
-> Ctrl + M
SSMS – クエリを書く5
[トランザクションの注意点1]
-> SSMSでのトランザクションは自動コミットがデフォルトで
す。
↓下記のようにやればOK
--begin tranを入れる
begin tran
delete from Sales.SalesOrderDetail
where SalesOrderid = 43659
rollback
commit
-> 余談:TRUNCATE TABLEもロールバックできます。
SMSS – クエリを書く6
-> Oracleみたいにする場合は下記
Set implicit_transactions on
[その他]
-> Dual表はないので、fromなし構文を使用
select ISNUMERIC('a')
-> システム関数、構成関数等
select host_name()
select serverproperty(‘edition’)
select @@version
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms187786(v=SQL.120).aspx
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms173823(v=sql.120).aspx
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms174396(v=SQL.120).aspx
SQL
[使用できるSQL構文]
-> 一般的なANSI準拠SQLはすべて対応
-> 集計関数はちょっとクセありRANK()他
-> 再帰クエリ(CTE)の記述も可
-> XMLにも対応しているのでXQueryの記述も可
-> PIVOT他の集計関数も記載可
-> インデックスヒントも書けます
-> DBのチェック等はDBCCコマンド
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms188796(v=sql.120).aspx
-> Unicode文字列を扱う場合は頭にNを!
select * From person.person
where FirstName like N'Bob%'
データベースの作成1
[復旧モデル]
-> 完全 トランザクションログの内容をすべて保持し
復旧時には任意の時点に普及することが可能
トランザクションログのバックアップ管理が必要
-> 一括ログ ログ記録するが最小限の一括ログしか記録しない
-> 単純 トランザクションログの管理を行わない。
全体/差分/増分バックアップ時点までにしか
リストアできない。
修復時の復旧可能性は
完全 > 一括ログ > 単純
データベースの作成2
[注意点]
-> 自動終了 Falseで! (ExpressでTrueになるケースあり)
-> 統計の自動更新 Trueで!
[基本ファイル構成]
-> データファイル(.mdf)
-> ログファイル(.ldf)
の2つ
データベースの作成3
[ファイル拡張]
-> データファイル(.mdf)の自動拡張設定。以前は%での拡張
だったので、*MB単位に変更する。DBが大きくなればなるほ
どファイル拡張のコストが大変なことになる
[ページの概念]
-> SQLServerはページと呼ばれる8Kバイト単位のファイルで
構成される
-> 8ページで1エクステント(64K)
同一ページが拡張した場合はそのページ専用のエクステントが
できる
システムデータベース
[SQLServerの起動に必要なデータベースの主な役割]
-> master 保持しているデータベース情報
ログイン情報
-> msdb SQLServerエージェントのジョブ情報、
スケジュールの設定情報、
バックアップ履歴など
-> model CREATE DATABASEのテンプレート
-> tempdb ソート用。勝手につくられる
-> resource 内部用(見えません)
[ちなみに”データ破損に備える”で以前喋りました]
http://www.slideshare.net/savurou/sql-server-47408528
クラスタ化インデックス1
[クラスタ化インデックスとは]
-> PrimaryKey順に物理的にソートして保存するテーブル構造。
データがInsertされると、そのデータはテーブルの該当する
PrimaryKeyの場所(リーフページ)にデータを入れる。場合に
よってはページ分割発生。
[注意点]
-> 自然キーをPrimaryKeyにしていると、Insert時に断片化が発
生しやすい。
=> リーフページのページの余裕を設定するFillfactorがデフォ
ルト100%になっているため。
=> サロゲートキーを主キーにするか、Fillfactorを適切に
設定する
テーブル系のその他機能1
[テーブル系]
->ビュー、トリガー、ストアド、インデックス付きビュー(マ
テビュー)、シーケンス、一時テーブル、制約、BLOB
・・・一般的なものはそろってます
-> カラムストアインデックス(列ベースのデータストレージ)
-> フルテキスト検索
-> パーティション
-> ストアド、トリガーをC#、VB.NETのコードで書ける
SQLCLR
テーブル系のその他機能2
[インデックス系]
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms175049(v=sql.120).aspx
-> 非クラスタ化インデックス
=> 普通のインデックスです。
-> リーフページに値を置くinclude
-> 計算列インデックス
-> ほとんどデータがないカラム向けにスパース
-> Enterpriseでは、インデックスの再構築をオンラインで行え
る
バックアップとリストア
-> x86とx64とのバックアップの行き来OK
->互換性バージョンに関係なく古いバージョンへのリストア不
可
=> SQLServer2012、互換性レベル110のバックアップを
SQLServer2014にリストアしてしまうと、もう
SQLServer2012環境にはリストアできません
-> バックアップの圧縮は2014Standard以上から。できない
Editionはzip圧縮で・・・
便利なツール①
[SQL Server Profiler]
-> DBに投げられたSQLを監視・保存できる
=> デフォルトインストールでは入らないので、
「管理ツール(完全)」をインストールする
=> ExpressEditionにはありませんが、下記を行えば
DBに発行されたSQLを見ることはできます。
http://nishio.hateblo.jp/entry/20120906/1346945058
[データベースエンジンチューニングアドバイザ]
-> 指定されたデータベースでクエリがどのように処理されるの
かを調査し、インデックス、インデックス付きビュー、パー
ティション分割などのデータベース構造を更新/提案してくれ
る。
便利なツール②
[SQLCMD]
-> SSMSが使えない、ログインできなくなった時用の
コマンドプロンプト形式のツール
[SQL整形ツール]
-> PoorMansT-SQLFormaterSSMSAddins
=> 下記にインストールされるので、同様に12.0のフォルダを
作成して、11.0の内容をコピー
C:¥ProgramData¥Microsoft¥SQL Server Management
Studio¥11.0
CPUとメモリ割り当て
-> CPUの割り当てができます。
-> メモリの割り当てもできます。
=> SQLサーバーの特徴として
一度SQLServerがメモリを
割り当ててしまうと、インスタ
ンスを再起動しない限り、
つかんだまま離さないという
仕様がある。裏技としてDB動作
中にメモリ割り当てを一旦小さく
すると開放する。
アプリケーションからの接続①
[接続用のAPI]
-> .NETの場合はSQLClientで
-> JavaならJDBC
-> ODBC経由で
-> FireDAC、その他・・・
[通信ポート]
-> TCP:1433
-> Expressの場合は動的ポートになるので、下記参照
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/cc646023(v=sql.120).aspx
SqlClientを使用した接続①
[接続文字列]
-> SqlConnectionStringBuilderで。各値をプロパティで設定
可能。
-> Connectionを張るのにコストがかかる。必ずPoolingを
Trueにする
-> コネクションは使いまわしてください。ループ中に別SQLを
発行する場合に別コネクションを張る必要はないです。
[SqlDataReaderかSqlDataAdapter+DataSetか]
-> SqlDataReaderはカーソルでFetchしていく感じで
DataSetに比べるとかなり軽い
-> DataSetはFillした段階で全データ取得するので
DBに負担はかかりにくい。
SqlClientを使用した接続②
[パラメータクエリを書く]
-> SQLインジェクションの対応があるので必須
-> パラメータクエリを書かないとアドホッククエリとなり
SQLのコンパイルが都度発生し、クエリキャッシュが増大
-> SQLServerはセミコロンで区切ってSQLを複数
一度に発行できるので、不正な操作をされないよう注意
-> 型を合わせる。varcharとnvarcharの間で、暗黙の型変換が
起こると異常に遅くなります。
=> 実行プランで[右クリック]-[実行プランのXML表示]
の中にCONVERT_IMPLICITが入っていればNG。
-> AddWithValue構文は文字列の長さに応じて都度別の
キャッシュができてしまうので注意
参考
基本はMSDNで検索
自習書 http://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/local/sqlserver/2014/technology/self-learning.aspx
MSSQLSupportTeamBlog http://blogs.msdn.com/b/jpsql/
@IT DatabaExpert http://www.atmarkit.co.jp/ait/subtop/db/
ムッシュのページ http://blog.engineer-memo.com/
おださんのページ http://odashinsuke.hatenablog.com/
◆ご清聴ありがとうございました

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